「名古屋ではヤクザ2世と半グレ2世が抗争」「大阪では半グレが群雄割拠」…恐ろしすぎる令和ヤンキーの「裏事情」
大量の逮捕者が出る乱闘へ
この会合でシマ(縄張り)の取り決めがされ、「三代目ルシファーズ」は解散することが決まった。ところが小田切氏の息子が取り決めを破って「ルシファーズ」を再結成したどころか、「Kスタイル」のシマでバイクを走らせてしまったのだ。 「『Kスタイル』は小田切氏の息子に激怒したのですが、父親が『そんなの関係ねえ、やっちまえ』という旨の助言を子供にしたため、最悪の事態に突入します。子供のケンカに親が出るとは、まさにこのことです」(同前) そして今年4月、名古屋の繁華街で、大量の逮捕者を出すレベルの乱闘騒ぎが繰り広げられる。 「バットなどの武器を持った『Kスタイル』の集団が、錦を歩いていた『ルシファーズ』のメンバーたちに襲い掛かったのです。途中から『ルシファーズ』の一味が大量に加勢したことで、乱闘は一方的となりました。なかには80針を縫うほどの大けがをした子もいる。その後、別々の案件で小田切氏と息子2人は逮捕されてしまいました。 あまりに凄惨な事件だったことから、現在も捜査が行われていて逮捕者が続出しています。あれだけ怖いもの知らずの不良はいませんよ」(同前) ヤンキー漫画の主人公に憧れていたような昭和の不良は遠くなりにけり。令和のヤンキーには、常に「大人」の影がつきまとう。憧れ、あるいは恐れから、少年たちは指示を受けたら何でもやってしまう。ナメてかかったら、命を落とすだろう。 「週刊現代」2024年10月26日・11月2日合併号より 【つづきを読む】『「小学校1年生から酒浸り」「川崎では喧嘩無双」…令和ヤンキーの「ヤバすぎる暴露」』
週刊現代(講談社・月曜・金曜発売)