盗まれたフェラーリ、車内に置き忘れたAirPods経由で見つかる
一方の犯人は、車内にiPhoneを置き忘れたため捕まりました。 9月16日、アメリカのコネチカット州ウォーターベリーで57万5000ドル相当(約8,546万円)の2023年型フェラーリが盗まれる事件が発生。その後、警察は無事盗難車を発見し、容疑者2人を自動車窃盗罪で逮捕しました。
AirPodの「探す」機能の思わぬ功績
盗まれた車の追跡に一役買ったのが、車内に残された所有者のAirPods。追跡したところ、付近のガソリンスタンドでAirPodsとフェラーリを見つけることができました。 発見時、警察が車に近づくと容疑者の男は車から飛び降りて逃走しましたが、車内には男のiPhoneが残されたまま。スマホの情報から犯人を特定し、逮捕となりました。 逮捕されたのは、ウォーターベリー出身の22歳、Dion Schonttenと19歳のKeon Webster。2人は盗難車を交代で運転してたとのことです。Schonttenが自動車窃盗罪で起訴されるのは2度目。Websterに至っては、過去に7度目も自動車窃盗罪で起訴されています。いつになったら反省するのか、呆れちゃいますね。 なお警察は、2人が他の盗難車両事件にも関与していたかどうか引き続き捜査しているそう。 まさかAirPodsの「探す」機能がこんなかたちでも役立つとは…。 紛失防止タグなどは、忘れ物が多い人の救世主である反面、その機能を逆手に取ってストーカー目的で悪用する人がいるのも現実問題。AirTagは持ち主の手元から一定時間離れると音が鳴るなどApple側も対策しているようですが、AirPodsにはそのようなストーカー対策がされていないことがこの事件で明らかになりました。今回に限っては、それが功を奏したわけですが。 Source: WFSB
高橋真紀