【陸上】五輪4大会連続出場の飯塚翔太「世界との差感じてステップアップになる大会に」準決勝で自己新狙う
ミズノが7月11日、オンラインで会見を開き、パリ五輪代表に内定した男子200mの飯塚翔太(ミズノ)が報道陣の取材に応じた パリ五輪 陸上日本代表選手をチェック! 陸上競技では男女通じて最多タイとなる4大会連続の五輪代表となった飯塚。個人種目とした男子で初となる。 日本選手権を終え、4度目の大舞台を前に「まずはホッとした気持ちが大きいです。やっとスタートラインに立てた」と飯塚。4大会連続出場という偉業を達成できた要因について「1日、1日の練習に集中して、大事にしてきた成果。目の前の課題をクリアし続けてきたから」。また、「最近は後輩たちとトレーニングしているのも大きい。燃え続けるために誰かとやることが大事」と感謝する。 昨年はブダペスト世界選手権で準決勝に進み、国際大会自己最高となる20秒27をマークした。今回のパリ五輪も「一番世界との差を感じられる大会。次へのステップアップにしたい」と、向上心は尽きることがない。 目標とするのは「準決勝で自己記録(20秒11)を更新すること。そのためには予選をしっかり通過。前半を遅れすぎないように、前半からスピードアップして0.15秒は早くしたい」掲げている。 同じチームで出場するやり投のディーン元気は、同学年の盟友。こちらは2012年ロンドン五輪以来、3大会ぶりのオリンピックで、それも陸上界では初となる。 「ロンドンの時はお互い大学3年生で、下っ端でぴょこぴょこ先輩についていくだけでした。(世界に)出続けているほうが楽で、悪い時期が長いほうが大変だしすごいこと。一緒に出るのが楽しみですし、良い形で結果を出したいです」 誰からも慕われる偉大な“兄貴分”。「4回目という実感、何かがあるわけじゃないんです」。ギラギラの若手と同じような目の輝き。パリでもまた速くなるためのヒントを見つけて笑顔を見せるのだろう。 パリ五輪の陸上競技は8月1日から11日まで行われる。
月陸編集部