うそでしょ!まさか私が「甲状腺がん」。振り返れば激務、睡眠不足、添加物だらけのジャンクな食事。救ってくれたのは「腸活」だった【美腸のプロが語る逆転人生】
アンチエイジングに、ダイエット、免疫力アップ、さらに最近ではメンタル面にも関わりが深いともいわれ、更年期世代のオトナサローネ読者が美容と健康のために注力すべきは腸活!ということで、オトナサローネではその取材に力を入れています。 そこで今回、テレビや女性誌、書籍出版など、精力的に腸活の普及活動をしている日本美腸協会の主催した「腸の力がアップする美腸食革命」と題したイベントに潜入しました。 中でも盛り上がっていたのが、エグゼクティブ認定講師の須本愛子さんが登壇し、「腸活のプロでも、始める前はしくじりの連続だった!」というその半生のお話。腸活指導やアドバイスができる専門家である彼女も、腸活に目覚める前はとんでもなく腸悪な生活を送っていたそうです。 激務、睡眠不足、添加物食など、多忙な生活の末にわずらった甲状腺がん。術後の体調不良で病院を巡った先に、たどり着いたのが「腸」だったそうです。 仕事に子育てに目まぐるしい日々の中で自分のことは後回しにした結果、いま健康面で不調を抱えている。そんな4,50代女性が多いのでは? ぜひ彼女のお話をご参考に!
昼は講師、夜はサロンワーク。激務の30代は、「健康なんて考えてるヒマはない!」
「私は大学の教育学部を卒業後、保育士になりました。結婚を機に退職して、30代でアロマテラピーの仕事に就き独立したのです。当時は、アロマテラピースクールなどの講師として、解剖生理学、栄養学、健康学などを教える仕事をしていました。 30代はとにかく忙しくて、生活や食事は不規則そのもの。日中は講師の仕事をする一方、夕方から夜中までサロンワークをする二重生活でした。激務だったので睡眠不足になり、自炊もできずに食生活はガタガタに。体のことなんて考える時間は、まったくありません」
朝は菓子パン、昼は抜き、夜はお好み焼き。39歳で「えっ、甲状腺がん!?」
「当時の食事内容は、朝は菓子パン、昼は抜き、夜は自炊しましたが、おなかにたまって作るのも簡単な、お好み焼きやパスタなどが多かったです。まさに、糖と小麦と添加物だけで生きていたといえるでしょう(笑)。 そんなハチャメチャな生活の中、39歳のとき、何となく受けた健康診断で医師から告げられたのが、『甲状腺がんです』。えぇ~っ! 初期だったので、手術して進行は抑えられましたが、術後の体調不良で便秘や下痢を繰り返し、仕事以外は寝たきりの状態が1年ほど続いて悩みました。さまざまな病院を巡っても原因が分からず、体に良いとされる栄養や運動などをさまざま勉強しまくって、ようやく『健康の源は腸にある』という答えにたどりついたのです」