ブライトンで“Newナビ・ケイタ”が完成する? 抜群のスカウティング力で発掘した18歳の逸材がオーストリアで成長中
シュトゥルム・グラーツで活躍する逸材
近年のブライトンはスカウトの部分で大きな成功を収めており、次々と逸材を引き抜いてきた。現所属選手はもちろん、レンタルに出ている選手の中にも楽しみな逸材がいるのだ。 その1人がオーストリアのシュトゥルム・グラーツにレンタル移籍中の18歳MFマリック・ヤルクエだ。 ブライトンは今夏にスウェーデンのIFKイェテボリに所属していたマリ人MFのヤルクエを獲得し、そのままシュトゥルム・グラーツへとレンタル移籍させている。シュトゥルム・グラーツでは早々にセントラルMFとして主力となっており、着実に評価を伸ばしているのだ。 オーストリア国内リーグといえば、長らくザルツブルクが支配してきた。2013-14シーズンから継続的にザルツブルクのリーグ制覇が続いてきたのだが、昨季それを終わらせたのがシュトゥルム・グラーツだ。今季もその強さは維持されており、ここまで開幕から8勝1分2敗の成績で首位を走っている。一方のザルツブルクは現在5位と元気がない。 ヤルクエにとっても、シュトゥルム・グラーツで優勝争いを経験できているのは大きい。チームを指揮するクリスティアン・イルツァーもヤルニエのことを高く評価していて、『Kleine Zeitung』にて「彼は(ナビ・)ケイタを思わせる。彼もそのクラスの選手になれると思う」と語っている。ケイタもザルツブルクからステップアップした選手で、ライプツィヒ在籍時までは評価も高かった。ヤルニエがそのレベルまで成長できれば、ブライトンにとって貴重な戦力になる。 シュトゥルム・グラーツで継続的に活躍できれば、来季以降ブライトンでもチャンスが出てくるだろう。ブライトンは今季もプレミアリーグでまずまずの滑り出しを見せているが、それもこのスカウティング力があればこそだ。
構成/ザ・ワールド編集部
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