町田市立国際工芸美術館、施工業者と契約へ 2027年9月開館目指す
町田市は11月28日、市議会に町田市立国際工芸美術館(仮称)の整備に関する議案を提案した。(相模原町田経済新聞) 議案は、同美術館とエレベーター棟の新築工事(28億8,585万円)、空気調和設備工事(4億9,390万円)、電気設備工事(3億6,036万円)の3つ。議会に図る必要がない予算額の給排水設備工事(1億6,000万円)と合わせて総事業費は約39億円。 市が2020年12月に公表した総事業費は28億5300万円。その後の資材価格上昇などにより、2024年3月の市議会で報告された総事業費は43億8,687万円。当初の見込みから1.5倍に増額されていた。 同館の新築工事業者を選ぶ入札は3回不調。それを受けて、市はコンストラクションマネジメントを実施し、工事内容や価格を精査。4回目の入札で、土地活用の提案や集合住宅や高齢者施設などの建築物の設計・施工、資産運用コンサルティングを専門とする建設会社「スターツCAM」(江戸川区)が応札した。 同館は、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造の地上3階建て。延べ床面積は約2200平方メートル。 開館予定は2027年9月。それに先んじて、市がPFIを活用して別に整備を進める(仮称)公園案内棟/喫茶/版画工房/アート体験棟が2027年6月に開館予定。国際版画美術館は修繕工事を経て、2028年12月の開館を予定する。
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