塩野瑛久が語るMMORPG「スローン・アンド・リバティ」での魔法使い役とゲームへの思い
――「スローン・オブ・リバティ」は、プレーする時にさまざまな武器(アイテム)が出てきます。塩野さんが一つ選ぶとしたらどの武器でしょうか? 「事前にゲームの世界観やキャラクター、武器を拝見しまして、僕は断然『大剣』です! いろんな属性のキャラクターがいる中で、昔から大剣使いが好きなんですよ。重い剣をブンブン振り回すキャラクターがすごく好きで、例えば『大乱闘スマッシュブラザーズ』だとアイクをずっと使っています。動きは遅いがあたると強烈という、豪快かつ爽快感溢れるキャラクターに魅力を感じます」 ――塩野さん、プライベートでもゲームされるんですね! 「たまに無性にやりたくなる時があって、そういう時や何かに没頭したい時にやります。ハマる時はすごくハマりますし、しかもジャンルレス。いろんなゲームに挑戦したいタイプです。特に、ストーリーを楽しむものが好きなので、ストーリーモードだけをプレーすることも多いです。ストーリーを進めていくとキャラクターに感情移入して、自分がそのキャラクターになったように感じますし、それがゲームの魅力だと思うんです。アニメのようにいろんな視点で物語が紡がれていくのもすごく好きなんですけれども、ゲームだと自分の手で敵を倒していくので、プレー中は本当にそのキャラクターになったつもりでストーリーの厚い展開にのめり込める瞬間がありますね」
――塩野さんのゲーム体験が今の俳優の仕事につながっているような気がします。 「ゲームは昔から好きでした。ゲームをやっていて、そのストーリーを攻略してステージをクリアする体験をしていくと、感受性や物語を読み解く能力など、そういうものが育つ気がするんです。僕はそもそも『自分がプレーするキャラクターになりきる』のが好きで、物語の中で敵を倒して喜んだり、やられて嘆いたりして、作品に没入するのが昔から好きだったのかもしれません。『だから仕事にすごくやりがいを感じているのかな』と、今の質問を伺って、ハッとしました」 ――今回は魔法使いの声を演じられたのですが、将来的に声優で挑戦したい役柄はありますか? 「僕は低い声の方が得意なので、ゆくゆくは渋いおじさんのキャラクターはやってみたいですね(笑)。欲を言うならば、大塚明夫さんや藤原啓治さんのようになりたいですね。お二人の声が大好きなので」