【菊花賞】〝血〟がモノを言う舞台に星5つの高適性馬3頭!/坂上明大の重賞血統査定
ノーブルスカイ
母母ノーブルグラスは札幌スプリントS連覇などがあるスプリンターですが、母父Sky Classicと父ネオユニヴァースはどちらも芝中長距離で活躍。Hyperionの血量も濃く、前走馬体重466キロの馬体からも距離を延ばして良さが出る可能性は否定できません。ただ、現状は馬体の幼さが目立つだけに、本当に良くなるのは古馬になってからではないでしょうか。 適性評価:★★★ 素質評価:★★
ハヤテノフクノスケ
母サクラインスパイアはRobertoの3×4を持つシンボリクリスエス産駒で、本馬の全兄カミノホウオーはダート1200メートルで2勝。胴伸びの良い本馬は中長距離路線で活躍していますが、繋の硬さから力のいる馬場やダートの方が合いそうです。 適性評価:★★ 素質評価:★★
ビザンチンドリーム
4代母ラスティックベルに遡る名牝系に属し、母ジャポニカーラは芝2600メートル戦でも勝利実績があるジャングルポケット産駒。前走馬体重458キロの小柄な馬体は母譲りで、エピファネイア産駒の本馬も豊富なスタミナと瞬発力が持ち味です。ただ、イレ込みやすい面があるだけに、レース前からの気性面のコントロールが大きなポイントとなりそうです。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
ピースワンデュック
母ピースワンオーレは初仔だったこともありデビュー時の馬体重が408キロの小型馬。本馬も母の仔らしい小柄な馬体で、馬体重の割には筋肉量もしっかりと備えています。Danzigの4×6を中心にFair Trialの血を増幅した機動力型で、ベストは小回りの中長距離戦。とはいえ、京都外回りコースでも持ち味の先行力は大きな強みとなりそうです。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★★