【海外移住】には「お金」と「若さ」どっちが大事?40代の経験者の本音
子供の留学に帯同という形で40代から海外生活をスタートした筆者。あと数ヵ月でカナダに到着してから2年が経過します。「いつかは海外移住をしたい」と考えている人もいらっしゃると思いますが、40代で海外移住をしてみた今、「お金」と「若さ」どちらが大事だと感じているかまとめます。 【写真で解説】海外移住で40代という「年齢」がネックになる理由
海外移住にはなくてはならない「お金」。40代以降に海外生活を始めるメリットは、金銭的な余裕
年齢を重ねてから海外生活を始めたメリットとして強く感じているのは「お金」の余裕。若い年齢のときより収入が上がっているし、貯蓄も長い期間できます。そのため40代、50代以降の大人になってから「留学してみたい」、「海外生活をしてみたい」という声を最近よく聞くのも納得です。 カナダの場合、1年ごとに学費を支払い、学生ビザがおりればその期間は合法的に滞在できます。大人単身での留学でもそうですし、私のような親子留学の場合は、子供に学生ビザがおりれば、子供の世話をする保護者も同じ期間一緒にいられます。なので、お金さえ支払うことができれば、海外での生活は可能。 実際に40代から海外移住(親子留学)を目指した私も、振り返れば20代のときの収入では渡航しようと思える余裕はまったくありませんでした。確か、20代前半は月収の手取り額が20万円もなかったし、家賃7万円のアパートでひとり暮らしをしていたので、毎月カツカツの生活でしたから……。 加えて、社会経験をある程度積んだ大人になってからの海外移住はとても良かったと感じています。年齢を重ね、母になり、いろんな経験をしてきたからこそ、「まぁ、どうにかなるでしょ!」と多少のことには動じない逞しさも新生活では大きく役立ってます。
「若さ」がない40代ゆえ、国籍のない国で長期間生活を続けることの難しさ、ハードルの高さを実感
海外生活や海外移住は、お金がないと始まりません。ですが、その一方で、お金では買えないのが「若さ」です。矛盾することを言いますが、私は今、40代という年齢的な問題ゆえの海外移住のハードルを感じています。 構成・文/高橋香奈子
高橋 香奈子