会社帰りは毎日ジムに通いそのまま「シャワー」まで済ませています。会費が「月8000円」なので「自宅でシャワー」するより断然お得ですよね?
スポーツジムにはシャワーやお風呂まで完備された施設もあり、非常に充実しています。なかには、「シャワーのみの利用もOK」としている店舗もあり、使用ルールを守れば仕事帰りに浴びて帰ることもできるでしょう。 しかし、「月8000円」ジムに会費を支払った場合、シャワーを済ませて帰った方がお得になるのでしょうか。そこで今回は、ジムでシャワーを済ませた場合、どれくらい節約効果があるのかについてシミュレーションを基に解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
シャワーにかかる水道光熱費は1ヶ月当たりどれくらい?
1回当たりのシャワーにかかる水道代とガス代は以下の方法で計算できます。 水道代:水量×水道単価 ガス代:上昇温度×水量÷(発熱量×給湯器熱効率)×ガス単価 上記の計算式を基に以下の条件で試算をしました。 ●給湯器熱効率:80% ●水量:12リットル/分 ●利用時間:13分 ●元の水温:16度 ●給湯後の水温:40度 ●ガスの基準単位料金:130.46円/立方メートル ●水道代:0.24円/リットル ●発熱量:1万750キロカロリー/立方メートル この条件で1回当たりのシャワー代を計算すると、ガス代が約56.8円、水道代が37.4円となるため、合計で94円程度です。1ヶ月(30日)のシャワー代は2820円ほどになるため、毎日ジムに訪れてシャワーを浴びれば相当節約できるでしょう。 また、会社帰りのみジムに通ってシャワーまで済ませる場合、土日祝休み、月22日出勤と仮定すると、1ヶ月のシャワー代は2068円ほど節約できます。会社帰りのみであっても2000円以上変わる可能性があるため、お得です。
ジムでシャワーまで済ませるメリット|水道光熱費以外も節約できる可能性がある
ジムでシャワーを済ませると水道光熱費の節約以外にも3つのメリットが考えられます。 ●生活費の節約になる可能性がある ●電気代をおさえられる可能性がある ●さっぱりした状態で帰宅できる ジムにもよりますが、備え付けのシャンプーやボディーソープを使用する場合、消耗品の購入をしなくていいため、生活費の節約につながります。 また、ジムに通うことで自宅にいる時間が短くなるため、エアコンや照明、ドライヤーなどの電気代が節約できるでしょう。例えば、1000ワットのドライヤーを5分間使用した場合、電気代は約2.5円です。 ドライヤーだけで電気代がおさえられるわけではありませんが、家族が多い方や毛量が多い・髪が長い方は総合的に使用する時間も長くなるため、年間で見るとお得に感じるでしょう。電気代は年々上がっているため、ジムでシャワーまで済ませれば生活費に少し余裕ができるかもしれません。 節約効果以外にもメリットが考えられます。ジムで体を鍛えると汗をかくため、そのまま帰宅すると汗臭くなっていたり、体が冷えて風邪をひいたりする可能性もあります。特に、自宅からジムまで少し距離がある方は、シャワーを浴びた方が気持ちいい状態で帰宅できるでしょう。 ジムでシャワーを浴びることで、着替えやタオルなどの持ち物が増える可能性はありますが、多くのメリットが考えられます。