新聞労連、報道関係者捜索に抗議 「情報源暴き」と声明
鹿児島県警が、巡査長の捜査資料漏えい事件で、福岡市の報道関係者の自宅を捜索したことに対し、新聞労連は19日、「記者の職業倫理として情報源の秘匿が重要視されてきた民主主義社会では許されない権力の暴走だ」として、県警と、捜索を許可した裁判官に抗議する声明を発表した。 また、個人情報を含む県警の不祥事をまとめた文書を札幌市のライターに送ったとして、県警が国家公務員法(守秘義務)違反容疑で、前県警生活安全部長本田尚志容疑者(60)を逮捕したことについて「公益通報の意図は明確だ。内部告発者の逮捕は、善意の通報者に身の危険を感じさせ、大きな萎縮効果を生む」と批判した。