X・アロンソ、モッタらと共に“知性派MF”から名将へ 評価急上昇のデ・ロッシは本物か
モウリーニョからの交代は成功だった
ローマが1月に指揮官ジョゼ・モウリーニョを解任した時、この判断に否定的な意見も多かった。モウリーニョはチームをUEFAカンファレンスリーグ優勝、ヨーロッパリーグ準優勝に導いていて、その実績を高く評価するサポーターも多かった。 しかし、現在のローマはダニエレ・デ・ロッシ新監督の下で充実の時を過ごしている。まだまだデ・ロッシ体制はスタートしたばかりではあるが、滑り出しは上々だ。 何よりの変化は攻撃的なマインドで、モウリーニョの頃よりも明らかに攻めへの意識が強くなっている。情報サイト『Transfermarkt』もデ・ロッシの手腕を評価していて、次世代の名将候補の1人かと注目する。 「モウリーニョから経験の浅い監デ・ロッシに引き継がれることが決まった時、困難な時期が来ると予測したり、モウリーニョの経歴に傷を付けるものになると否定的だった評論家もいたが、今ではそれが間違いであることが証明されつつある」 「若いサポーターたちにとってデ・ロッシはフランチェスコ・トッティに次いで、おそらくクラブ史上最も偉大なレジェンドだ。そのような人物が舵を取り、クラブを再び成功の道に戻したことは特別なことだ。デ・ロッシは戦術面でも印象的だ。もちろん、これが一定期間続くことを証明する必要はある。それでも今のところ、彼はシャビ・アロンソ、チアゴ・モッタと同じく新世代を代表する一人になれる可能性がある」 今の調子が続くならば、デ・ロッシは来季もチームを指揮すべきだろう。サポーターもそれを望むはずで、指揮官交代からローマには明るい風が流れている。
