【午前0時45分続報】3億円の一番マグロ漁師が行方不明 青森県大間町沖で漁船転覆 発見された同乗者1人は死亡 初競りに向け出漁か
2019年の初競りで史上最高値の3億円の一番マグロを釣り上げたマグロ漁船が19日大間町沖で転覆し、乗っていた1人が死亡、もう1人は行方不明となっています。 19日、マグロ漁に出た大間漁協所属の「第二十八光明丸(こうみょうまる)」4.9トンが、入港予定だった午後5時を過ぎても戻らないと大間漁協が青森海上保安部に通報しました。 漁船にはいずれも大間町に住む船長の藤枝亮一(ふじえだ りょういち)さん70歳と乗組員の須藤愛教(すどう よしのり)さん55歳の2人が乗っていました。 藤枝さんはまだ見つかっておらず、須藤さんは午後9時10分ごろ大間埼灯台から東北東およそ3キロの海上で発見されましたが意識不明の状態で町内の病院に運ばれ、まもなく死亡が確認されました。 救命胴衣は着用していました。 大間漁協からの情報によりますと、午後11時22分頃「第二十八光明丸」と見られる漁船が大間埼灯台から東北東およそ2キロほどの場所に船底が見えた状態で転覆しているのが見つかったということです。 行方不明となっている藤枝さんは2019年の初競りで3億3,360万円の史上最高値をつけた278kgのクロマグロを釣った漁師です。 現場の海域は当時、西北西の風約7メートル、波約1メートル、海水温度11度でした。 関係者によりますと19日は豊洲市場での初競りに向け多くの漁船が漁に出ていたということです。 藤枝さんの捜索は、夜を徹して行われています。 【現在の出動勢力】 青森海上保安部陸行班、青森海上保安部巡視船おいらせ、仙台航空基地固定翼機、八戸海上保安部巡視船しもきた、函館海上保安部巡視船おくしり、海上保安庁無操縦者航空機