大谷翔平、1盗塁決めて「52-53」へ到達!2四死球含む3打数1安打 ド軍は敗戦でマジック消滅
【MLB】ドジャース 3-6 ロッキーズ(9月21日・日本時間22日/ロサンゼルス) 【映像】大谷、右肘直撃デッドボールにヒヤリとした瞬間 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でロッキーズ戦に先発出場。この日は5打席バッターボックスに立ち、2四死球を含め3打数1安打。連日となる「53本塁打・53盗塁」の“同日達成”に期待が集まる中、3試合連続ホームランとはならなかったものの、9回に盗塁を決め「52-53」へ到達。ドジャースは本拠地で競り負け、前日に「5」としていた地区優勝のマジックが消滅した。 直近2試合は10打数9安打、4本塁打、12打点、3盗塁と驚愕の打撃成績を収めている大谷は、この日も本拠地ドジャー・スタジアムのファンの大声援と“MVPコール”に迎えられる中で先頭打者のバッターボックスに立った。 初回、第1打席にロッキーズの先発キャル・クワントリルと対戦すると、カウント2-2からの5球目、93.8マイル(150.9キロ)のシンカーを捉え逆方向に強い打球を放ったものの“大谷シフト”でショートの位置に守るサードに捕球され、内野ゴロに凡退した。 第2打席は3回裏、2死走者なしの場面で打席に立った。相手はすべて変化球で警戒してきたが、4球続けてボールで出塁。第3打席は3-3の同点の4回裏、2死一、三塁の場面で迎えた。一打出れば逆転のチャンスだったが、カウント2-2からの5球目、94.4マイル(151.9キロ)のシンカーに手が出ず見送り三振となった。 第4打席はロッキーズの二番手ルイス・ペラルタと対戦。するとその初球、82.1マイル(132.1キロ)のカーブがリハビリ中の大谷の右肘に当たって死球に。ボールは肘のプロテクターをかすめただけで怪我などには至らなかったものの、ファンも心配するヒヤリとする打席となった。 第5打席は9回裏、3点差の場面で先頭打者としてバッターボックスへ。ロッキーズの五番手セス・ハルボーセンと対戦すると、初球のストレートをセンター前へ運んで出塁。するとこの場面で二盗を決めて今季の盗塁数を53に伸ばした。 ドジャースは初回にエラー絡みで先制を許すと、2回にもタイムリーを浴びて3点を先行される。3回、大谷が四球で出塁した直後にムーキー・ベッツの2ランで1点差に迫ると、4回裏もハンター・フェドゥキアのタイムリーが飛び出し同点に追いつくことに成功。しかし、直後の5回に一発を浴びて再び1点をリードされて終盤へ突入した。 その後もランナーを出しながらも得点を奪えないまま9回表に2ランを浴びて3点差とされる。9回裏に反撃を試みたもののスコアを動かせないまま試合は3-6で終了。同カード2戦目を落とした。 ナ・リーグ西地区の優勝争いは、2位パドレスがホワイトソックスに6-2で勝利したため、前日にポストシーズン進出を決めマジック「5」としていた中、パドレスとの3連戦の直接対決で順位が入れ替わる可能性があるためマジックが消滅。首位でのポストシーズン出場に向けて気の抜けない状況が続いている。 (ABEMA『SPORTSチャンネル』)