クエン酸や重曹はどんな汚れに効果的? 100均でそろう4つの洗浄剤を使いこなそう!
汚れ落ちの仕組み
クエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダ、過酸化ナトリウムは、100円ショップで手軽に購入できる洗浄剤です。4つの洗浄剤の特徴や、どんな汚れに効果的なのかについて紹介します。 【画像】掃除する時に迷う…100均でそろう4つの洗浄剤を使いこなす(画像6枚) 油汚れや水垢などの汚れは、酸性とアルカリ性の化学反応によって落ちやすくなります。酸性の汚れにはアルカリ性洗剤、アルカリ性の汚れには酸性洗剤というように、中和させることでこびりついた汚れを落としやすくするのです。 (1)酸性の汚れ 油汚れ、皮脂汚れ、食べこぼし、血液汚れ (2)アルカリ性の汚れ 水垢、石けんカス、尿汚れ、カルキ汚れ
100円ショップで手に入る4つの洗浄剤の特徴
(1)クエン酸 クエン酸は酸性です。電気ケトルや加湿器のカルキ汚れに効果があり、水垢掃除に役立ちます。電気ケトルやポットのカルキ汚れには、粉末タイプのクエン酸がおすすめ。満水の状態でクエン酸を大さじ2~4入れて沸騰させます。沸騰後はそのまま1時間ほど放置し、新しい水に入れ替えて再度沸騰させましょう。キッチンやトイレ、浴室などの水回りは、使い勝手のいいスプレータイプのクエン酸が最適です。水垢はもちろん、アンモニア臭や尿石にも効果を発揮します。 (2)重曹 重曹は弱アルカリ性です。水に溶け切らない性質があるので、研磨剤やクレンザーとしての役割を担います。コップにこびりついたコーヒー汚れや茶渋、鍋の焦げ落としに効果的です。水に重曹を溶かしてペースト状にし、スポンジで磨くように擦りましょう。重曹は消臭力にも優れています。使わなくなったストッキングやくつ下、だしパックなどに重曹を適量入れて、靴箱や靴の中にしまっておくと、気になるニオイ対策につながります。 (3)セスキ炭酸ソーダ セスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性です。水に溶けやすい性質を持つセスキは、スプレータイプで販売されていることが多く、セスキ炭酸ソーダの名称で見つかります。油汚れやタンパク汚れに効果があり、キッチン周りのそうじやプラスチック製品のぬめり、壁に付着したヤニ汚れのそうじに最適。衣類についてしまった食べこぼしにもアプローチできます。 (4)過炭酸ナトリウム 過炭酸ナトリウムは弱アルカリ性ながらも、4つの洗浄剤の中でいちばんアルカリ性が強い洗浄剤です。まな板への色移りや茶渋、布巾などの漂白剤として機能します。2リットルあたり大さじ2の過炭酸ナトリウムを入れ、茶渋汚れが気になるマグカップやタンブラーなどを浸けおきしましょう。排水溝の掃除では、過炭酸ナトリウムを適量投入した後、コップ1~2杯の水を流して1~2時間放置します。