[MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16]山梨学院は4位。エースFWメアスソムナン、強力左SB富井悠真は成長し、目標とする姿へ
[12.16 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16 3位決定戦 山梨学院高 1-1(PK3-5)高川学園高 時之栖うさぎ島G] 【写真】「えげつない爆美女」「初めて見た」「美人にも程がある」元日本代表GKの妻がピッチ登場 山梨学院高は2024 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16ルーキーリーグ3位決定戦でPK戦の末に敗れ、4位。前橋育英高に逆転負けした準決勝に続いて惜敗となったが、真剣勝負を5試合経験し、大会を終えた。 連日、山梨から駆けつけたメンバー外の選手たちが大応援。3位決定戦でも、その声が力になっていた。0-0の後半29分、エースFWメアスソムナン(1年=SFCジュニオール出身)が、「深澤(悠太})君がドリブルで上手いってシュート打つかなと思ったんですけど、相手も粘ってきて。で、自分がボール受けてトラップしたら、いいとこ行って、もう『打て!打て!』って声聞こえてたんだけど、もう決めるしかないなと思って打ちました」。ミドルレンジからの右足シュートを左隅にねじ込み、先制した。 「やっぱり、ここまで50人全員でやってきたんで、最後は勝たないと」というメアスソムナンのゴールで1-0。エースはピッチサイドの仲間たちの下へ駆け寄り、喜びを共有していた。 だが、直後に失点。今大会、ロングスローや対人プレーの強さを見せた左SB富井悠真(1年=横河武蔵野FC出身)は、「自分たちの最後の最後の甘さ。今まで試合やってきて、前半の終盤ぐらいに失点とかしてたんで、そういうところがまた出ちゃったなと思いました」と悔しがる。 この試合でも右SB藤井サリューとともに特長を発揮していた富井は、全国大会で自分の強みが通用したことを実感。「(今後は)人に嫌がられる選手になりたいなと思います。普通に技術とかまだ劣っているとこがあるので、そういうところを身に着けていきたいなと思います」と誓っていた。 また、声でもチームを引っ張っていたメアスソムナンは、「チームを勝たせられるような人になりたいし、チームが辛い時にどれだけ声出せるか。自分、ほんと元気しかないんで、どれだけ鼓舞できるか。それができるような人間になりたいです」と意気込んだ。 今大会の貴重な経験を自分たちの成長や全国大会での活躍に結びつけるだけ。富井は「初めての全国大会で自分自身もいい経験にさせてもらったんで、それを選手権とかインハイとか、その後の大会とかに活かしていきたい」と語り、メアスソムナンは「この全国での悔しさをバネに、どれだけ来年やっていけるかだと思います」。来年、再来年の全国大会で4位より上の成績、日本一を勝ち取る。
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