【年末年始の大掃除&模様替えのヒント】好きなものに囲まれてすっきり暮らす部屋づくり4カ条
【Point 2. 素材の質感をミックスする】 素材の質感をあえてミックスさせることで、空間に奥行きと個性をプラスできます。同じ質感ばかりだと単調になりがちなので、異なる素材を組み合わせてバランスを取るのがポイントです。 例えば、我が家のリビングでは、収納棚にステンレスのクールな質感を取り入れる一方で、収納ボックスにはラタンやウッド調のナチュラルな素材を選んで温かみをプラス。また、棚の上には艶感のある小ものとマットな質感のアイテムを混ぜています。 壁がコンクリート調のクールな雰囲気なので、温かみのある素材を積極的に取り入れることで、全体のバランスが取れるよう工夫しています。このミックス感がインテリアをより魅力的に見せるカギだと思います。
【Point 3. 見せる収納はメリハリを意識】 見せたいものと、隠したいものをきっちり分けるのもポイントです。例えば、インテリアとしてなじむ雑貨やお気に入りの小物は目に見える場所に置き、日用品や生活感の出るものは目線より低い位置に収納するようにしています。すべてを見せてしまうと雑然とした印象になりやすいので、適度なメリハリが大切。 また、夫が集めている趣味のアイテムはガラスディスプレイケースにまとめています。そうすることで、お互いの好みが混ざり合っても調和が取れる空間になりますよ。アニメのフィギュアも今はホビーショップのようなポップ感を演出してくれて、わたしもお気に入りになりました。
【Point 4. 目線の高さに変化をつける】 目線の高さに変化を加えることで、空間が広く感じられたり、視覚的にリズムが生まれます。同じ高さの家具や装飾が並ぶと、部屋が平坦で単調に見えがちなので、異なる高さのアイテムを組み合わせることがポイントになります。 例えば、我が家では低めのベッドが印象的な寝室に、高さのある観葉植物を配置しています。高さを意識してアイテムを配置するだけで、狭いスペースでも開放感が生まれ、視覚的にも心地よい空間に仕上がりますよ。 ぜひ、年末年始の大掃除のタイミングや、新年・新年度の模様替えの参考にしていただけたらうれしいです! MOJIKA 都内在住、30代。会社員として働く傍ら、自分らしく快適に暮らせる部屋づくりをSNSで発信中。収納スペースが限られた賃貸住宅でも、趣味のアイテムや植物を生かしたインテリアコーディネートで注目を集めている。 撮影/三浦晴 構成・取材・文/高浦彩加