強烈な輝きを放つ“スリーライオンズ”の新たな希望【WSDのザ・ジャーナリスティック】
代表変更の決意から5年。25歳の誕生日を前についに
0-2で敗れたベルギー戦でも際立ったクオリティーを示し、各方面から称賛されたグリーリッシュ(16番)。フレアで大きな違いを生む。(C)Getty Images
昨シーズンから続くハイパフォーマンスで大きく評価を高めているのが、アストン・ビラのグリーリッシュだ。9月には念願のイングランド代表デビューも実現。スリーライオンズの未来を明るく照らす、新たな希望だ。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2020年12月3日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― ジャック・グリーリッシュは10代の頃、U-17、U-18、U-21のアイルランド代表でプレーしている。出生地であるイングランドの代表チームに加わることを決めたのは、19歳のときだった。 二重国籍を持つ優秀なプロフットボーラーの多くが迫られる、キャリアを左右する難しい決断だ。グリーリッシュも例外ではなかった。 彼は祖父母の血筋からアイルランド代表に参戦し、アストン・ビラのアカデミーで研鑽を積んでいた“同
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