NOT A HOTEL DAO、コミュニティ貢献度に応じた宿泊権NFTの実証実験開始
ハイエンドな別荘をシェア購入できるサービスを展開する「NOT A HOTEL」の完全子会社「NOT A HOTEL DAO」は12月3日、同世代起業家コミュニティ「90s(ナインティーズ)」と連携し、コミュニティ内の貢献度に応じて宿泊権NFTを付与する実証実験を開始することを発表した。 本実験では、90sがオーナーとして保有するNOT A HOTELの宿泊権を活用。コミュニティメンバーの貢献度に応じて宿泊権NFTを付与し、将来的にはコミュニティ内外での取引・流通を可能にする計画だ。宿泊権NFTの運用においては、DAOで確保している宿泊権の枠は使用しない。 実証実験のパートナーである90sは、GP(General Partner:ファンド運営)およびLP(Limited Partner:出資者)を代表の国本帆高氏が務める自己資本ベンチャーキャピタル。1990年代生まれの起業家を中心としたコミュニティを形成し、オールジャンル・オールステージでの最短即日の投資を特徴としている。 当プロジェクトを展開するNOT A HOTELは2日には、複数の金融機関からデットファイナンスによる総額105億円の資金調達を実施したことを発表。三井住友銀行を筆頭に、千葉銀行、広島銀行など計11金融機関が参画。これにより累計調達額は約223億円となった。 またNOT A HOTEL DAOを発行体として、暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインにて「NOT A HOTEL COIN(NAC)」のIEO(Initial Exchange Offering)を実施中。IEO申し込み期限は12月7日午前8時59分までとなっている。 |文:栃山直樹|画像:リリースから
CoinDesk Japan 編集部