「二度と同じそばは打てない」 奥深いそばの世界 長野でアマら腕競う
「そばは奥が深い。何度打っても同じ出来上がりということはないんですよ」と、そば打ちの情熱の背景を語るのは「NPO法人・信州そばアカデミー」の理事で会社員、そば打ち20年の田多井俊夫(たたい・としお)さん(69)=長野県茅野市。そば打ちの普及とそばの振興を目的にNPO法人としたグループは長野県内外の仲間70人を擁し、今回も店を開きました。 「そばは、そば粉と小麦粉と水で打つが、水が2~3CC多いか少ないかでも出来上がりが違ってくる。周りの湿度や温度などさまざまな条件も関係してくるから、いつも違ったそばができる。だからいつまでも打ち続けていくことになる。一生かかるね」と田多井さん。毎週勉強会を開き、銀行マン、会社社長、公務員など多彩な顔触れで究極のそば打ちを目指す日々が続いています。
---------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説