北陸新幹線の小浜・京都ルート来年度中の着工を 北陸と関西の団体が初めて合同で政府与党に要請
FBC福井放送
北陸新幹線の小浜・京都ルートの認可に向けて、県などでつくる北陸新幹線建設促進同盟会と関西広域連合が14日、初めて合同で来年度中の着工を国に要請しました。 東京で開かれた総決起大会は、北陸新幹線の延伸に向けていわば「当事者」となる関西広域連合が主催したもので、福井県などでつくる北陸新幹線建設促進同盟会からは300人あまりが出席しました。 この中で杉本知事は、小浜・京都ルートについて、災害時に東海道新幹線の代替えとなる国策新幹線だとして、「地元の建設負担を減らした上で、国や鉄道・運輸機構が課題の解決を図るべき」と強調しました。 与党のプロジェクトチームでは、年内に3つのルート案から1つに絞り込み、来年度中の認可・着工を目指すとしています。 杉本知事らは、年末の予算編成に向けて国土交通省や議員会館を訪ね、財源の確保や、沿線住民の理解促進などを要請しました。