近場よりもお得だからと、片道10キロ離れたスーパーまで車で買い出しに行く母親。「ガソリン代」もかかるし、そこまで節約になっていないのでは?
少しでも生活費を節約するために、10km離れた安いスーパーまで出掛けているという人もいるでしょう。しかし、近場のスーパーと遠方の安いスーパーではどちらがお得なのか気になるものです。 本記事では、片道10kmのスーパーに通う際のガソリン代を計算し、近場のスーパーとどちらがお得か考えていきます。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
10km離れたスーパーに通う際のガソリン代
10km離れたスーパーへの買い出しがどれだけお得なのか検討するために、ガソリン代を計算してみましょう。往復の距離は20km、ガソリン価格は1リットルあたり174.8円、燃費は約20km/Lとそれぞれ想定して試算します。 20km(往復距離)÷20km/L(燃費)=1リットル(消費するガソリン代) 1リットル×174.8円/L(ガソリン単価)=174.8円 往復で約175円のガソリン代がかかる計算です。 ■近隣のスーパーと比較してガソリン代以上の「お得」があるか再考する 片道10kmのスーパーまで買い出しに行く際は、ガソリン代約175円分を費やしても、それ以上のお得になるかどうかを検討するとよいでしょう。近隣のスーパーでも特売日やタイムセールが実施されているケースもあるかもしれません。 また、量販店やドラッグストアなど、地域に密着した店舗が競合する場合もあり、遠方に出なくても日常的にお得に買い物ができる可能性があります。 さらに、近隣のスーパーを利用すればガソリン代を節約できるだけでなく、時間も節約できます。頻繁に往復すると長期的に車のメンテナンス費用も増加することを考慮したうえで、近場と遠方のスーパーどちらがお得になるかを再考しましょう。
食費の効率的な節約方法
生活費の中でも食費は大きな割合を占めるため、少しの工夫で支出を抑えられれば、家計全体の負担が軽くなります。しかし、ただ安い商品を探すだけではなく、効率的に節約できる方法を意識することが大切です。ここでは、食費の効率的な節約術を紹介します。 ■チラシや特売日を活用する 食費を節約するためには、チラシや特売日を活用するのがおすすめです。 近くのスーパーでも、曜日ごとに特定の商品の割引やセールが行われている可能性があり、通常価格よりもかなり安く購入できる機会があるかもしれません。肉類が安くなる日や野菜の特売日がある場合、それに合わせて計画的に買い出しをすると、必要なものを安く手に入れられるでしょう。 また、多くのスーパーでは、店舗の入り口やオンラインサイトなどで最新のチラシが配布されています。特売日に合わせて必要な食材をリスト化しておくと、無駄な買い物を防げます。さらに、特売品を見越して献立を組み立てると、無駄を省きやすくなるでしょう。 チラシや割引情報はスマートフォンのアプリやWebサイトでも確認できるケースがあります。その場合、わざわざ紙のチラシを確認しなくても最新情報を得ることが可能です。 ■オンラインスーパーを検討する オンラインスーパーの利用は、車を使って遠くまで買い出しに行く場合に比べて、時間とお金の節約につながります。ガソリン代や移動時間を節約できるうえに、買い物を自宅で完結できるため、天候や交通状況を気にする必要がないことも大きなメリットです。 多くのオンラインスーパーでは、特定のクーポンや割引が提供されているケースもあるため、適切なタイミングで購入すると近くのスーパー以上の割安価格で商品を手に入れられるでしょう。 ■見切り品をチェックする 見切り品をチェックして賢く購入することも、効率的な節約方法です。見切り品とは、賞味期限・消費期限が近いことや、規格外であるなどの理由で割引された商品を指します。 見切り品だからといって商品自体が粗悪というわけではないため、問題なく購入・使用できます。一般的に見切り品は通常価格よりも安く設定されているため、積極的に活用すれば、食費の負担を大幅に減らすことが可能でしょう。
遠方のスーパーへの買い出しがお得かどうかはガソリン代を参考に計算しよう
家計を考えて、遠くのスーパーまで安い商品を買いに行くことは節約術のひとつですが、実際に節約効果があるかどうかを冷静に見極める必要があります。ガソリン代や移動時間など、遠出によって増えるコストを考慮すると、必ずしも遠方のスーパーでの買い物が得策とは限りません。 近隣のスーパーでも、チラシや特売日を活用すれば節約できる可能性があります。また、オンラインスーパーや見切り品を有効活用すれば、無駄な出費を抑え、お得に買い物ができるでしょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部