「Xiaomi 14Tシリーズ」のカメラはライカ監修!しかも“おサイフケータイ対応”って大注目です
発表会の後に、実機で撮影してみることができました。日没後の薄暗い状況で、短い時間でしたが、明るく趣きのある写真を撮ることができました。
もうひとつの特徴であるAI機能は、グーグルの生成AI「Gemini」がプリインストールされていて、「かこって検索」にも対応。シャオミ独自の機能として、レコーダーで録音した音声の文字起こしや翻訳、写真に写っていない背景が拡張される機能なども搭載。設定したシチュエーションで撮ったかのようなポートレートが生成される「AIポートレート」も楽しめます。 バッテリー容量は5000mAhで、急速充電は120Wの「Xiaomiハイパーチャージ」に対応。1%の状態から19分で満充電できるとのこと。専用の充電器も同梱されています。
コスパを重視するならXiaomi 14Tが狙い目
Xiaomi 14Tは、Xiaomi 14T Proよりもワンランク下のスタンダードモデル。されど、「ハイエンド」と呼んで差し替えないスペックを備えています。 ディスプレイは14T Proと同じ約6.7インチ(2712×1220ドット)の有機EL。プロセッサーには「MediaTek Dimensity 8300-Ultra」を採用。RAMは12GB、ストレージは256GBという構成です。IP68の防水・防塵性能を備え、おサイフケータイも使えます。 14T Proとの機能面での差分はカメラと充電の仕様。14Tのリアカメラもライカ監修ですが、メイン(約5000万画素)+望遠(約5000万画素/2倍)+超広角(約1200万画素)という構成で、メインカメラのセンサーサイズは1/1.56インチとなっています。 バッテリー容量は14T Proと同じ5000mAhですが、急速充電は67Wの「Xiaomi ターボチャージ」。対応の充電器(別売)を使った場合、1%の状態から50分で満充電できます。 14T Proよりも若干控えめのスペックになっていますが、実際の使い勝手では大きな差はないはず。まだ価格は発表されていませんが、コスパを重視するなら、14Tが狙い目です。
激安のスマートウォッチや100インチの大画面テレビも発売
シャオミは今年、スマート家電からカバン、サングラス、文具まで発売し、もはや「スマホメーカー」とは呼べないほど製品バリエーションを広げています。発表会では、スマホ以外の新製品も多数発表されました。なお、以下の製品は全て10月10日発売です。 スマートウォッチは2モデルを発表。「Redmi Watch 5 Lite」は1.96インチの有機ELディスプレイを搭載。6480円という安さながら、GPSを搭載し、Bluetooth通話にも対応しています。バッテリーは最大18日持続します。 「Redmi Watch 5 Active」は、なんと3980円。2インチの液晶ディスプレイを搭載し、GPSは非搭載ながら、心拍数、血中酸素濃度、睡眠、ストレスなどの健康モニタリング機能はもれなく搭載。Bluetooth通話にも対応しており、初めてのスマートウォッチに最適。バッテリーは最大18日持続します。 インナーイヤー型のワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5」は1万1480円。アクティブノイズキャンセリングを搭載し、ワンタップで最大3時間の録音ができるというユニークな機能も備えています。 徐々にラインナップを拡張してきたロボット掃除機には、ついに真打が登場。8000Paの吸引力を持つ「Xiaomi ロボット掃除機 X20 Max」は、障害物に遭遇するとモップが自動で伸長する機能や、吸い込んだ髪を自動でカットする機能などを搭載。自動でステーションに戻った後、ゴミの集塵から温水温風での洗浄乾燥まで行ってくれるオールインワン仕様。価格は7万4800円。7000Paの吸引力で、機能を少しだけ減らした「Xiaomi ロボット掃除機 X20 Pro」(6万9800円)も発表されました。 さらに、100インチのチューナーレステレビ「Xiaomi TV Max 100 2025」も発表。4K(3740×2160)の解像度で、リフレッシュレートは最大144Hz。Dolbu Vision、HDR10+、Dolby Atmosにも対応。Google TVが搭載されているので、ネットにつなぐだけで、多彩なコンテンツを楽しめます。価格は29万9800円となっています。 シャオミは2024年第2四半期の国内のスマホ出荷台数で、アップル、グーグルに続く3位を獲得したそうです。ライカとのコラボレーションや、ラインナップの拡張などによって、ますます見逃せないメーカーになってきそうです。
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>