征矢学（右端）と石川修司（左端）に向かって「俺が勝つ！」と宣言した潮崎豪（右から2人目）。飛び入りで登場した田中将斗は石川に挑戦を直訴　（C）プロレスリング・ノア

＜プロレスリング・ノア：新宿大会＞◇28日◇東京・新宿FACE 　11月9日の大阪大会（エディオンアリーナ大阪第2競技場）で行われるGHCナショナル王座戦の前哨戦となる6人タッグが行われ、挑戦者で世界ヘビー級王者の潮崎豪（42）が、GHCナショナル王者・征矢学（39）を豪腕ラリアットで葬った。 【写真】拳王が作成した「潮崎豪年表」 　潮崎はイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr．＆ガレノ・デル・マル兄弟とタッグを組み、征矢＆GHCヘビー級王者・清宮海斗＆GHCハードコア王者・石川修司と対戦。相手の王者3人とバチバチにやりあった。 　潮崎は体重130キロの石川からフットスタンプを浴びると、逆にブレーンバスターで投げ飛ばして応戦。征矢にはフライングラリアットをたたき込まれ、デスバレーボムでマットにたたきつけられたが、征矢と石川が仲間割れしているスキに、2人に連続で豪腕ラリアットをたたきこんだ。 　最後は征矢をとらえてゴー・フラッシャー（相手をブレーンバスターの体勢で持ち上げ、その後、あおむけの状態で落下させ、その相手の喉元に左腕でラリアットを打ち込む技）から豪腕ラリアットにつなげて3カウントを奪った。 　潮崎は試合後、マイクを握ると「征矢！　来月9日、お前の情熱を超えて、お前に勝つ！」と宣言。続けざまに「そして石川、このナショナルと、この世界ヘビー、その2つを持って、お前と防衛戦だ！　そして俺が勝つ」と石川との対戦まで予告した。 　さらにはリングに初代GHCハードコア王者・田中将斗まで登場し、石川に挑戦を直訴した。最後に征矢、石川、田中とにらみあった潮崎は「この戦い、俺が取る！」と言い放ってリングを後にし、バックステージでも「まず征矢学。そのあとの石川修司。その先も俺は見据えてるんでね。楽しみですよ。そして俺が…アイアム・ノアだ！」と力を込めた。【千葉修宏】