日本を「創造的破壊」ができない国にした「方針」 いま最も必要な「天才シュンペーター」の思想
だから、シュンペーターの「創造的破壊」という言葉を使って、イノベーションが起きなくなるような改革を実行するなどという愚行に走ってしまうのだろう。 もっとも、シュンペーターの主要な著作は大著ばかりであり、しかも難解であり、容易に読めるとは言い難い。 そこで、シュンペーターの理論のエッセンスを、一般の読者でも容易に理解できる入門書を書いた。 それが『入門 シュンペーター:資本主義の未来を予見した天才』である。
イノベーションを起こすには、どうしたらよいか。是非、シュンペーターから学んでほしい。
中野 剛志 :評論家