債券は先物が上昇、10年国債入札結果が強めで買い優勢に
(ブルームバーグ): 7日の債券相場は先物が上昇。この日行われた10年国債入札が強めの結果となり、買いが優勢となっている。
SMBC日興証券の田未来シニア金利ストラテジストは、10年債入札結果は順調ないしやや強めの結果となったと指摘。利回り水準が高いことの影響が大きいとし、「1.2%までは上昇しないだろうということで買いを入れた投資家が多かったのではないか」と述べた。
入札結果によると、最低落札価格は100円52銭と市場予想100円50銭を上回り、小さいと好調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は1銭と2023年3月以来の小ささ。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.36倍と、前回の3.12倍から上昇した。
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Hidenori Yamanaka