【パワハラ、後輩への接し方…】スキンケア研究家・三上大進さんが「読者の心のお悩み」に回答!
話題の三上大進さんの初エッセイ『ひだりポケットの三日月』。発売記念の集中連載「コンプレックス・サプリ」は今回が2回目です。読者からのリアルなお悩みに“大ちゃん”が本音でアンサー。皆の気持ちに寄り添いながら、独自の視点でアドバイスします! 〈画像〉スキンケア研究家・三上大進さん「おすすめコスメ」を全部見せ!
三上大進さん スキンケア研究家
大学卒業後、外資系化粧品会社でマーケティングに従事。2018に日本放送協会入局。業界初となる障害のあるキャスター・リポーターとして採用され2018平昌、2020東京パラリンピックにてリポーターを務めた。
Q.大ちゃんが大切にしている言葉や誰かからの教えはありますか?(さっちー・29歳)
A.母がいつも口にしていた言葉が自分を客観的に見るクセをつけてくれました 三上大進さん 私が小さい頃から、母からいつも言われていた「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。うまくことが進んで気が大きくなり、鼻の穴が広がった自分を戒めて、客観的に振り返るきっかけをくれる言葉です。自分の現在地を確認するために(そして鼻の穴を正常にするために)、折に触れては思い出す、大切なメッセージです。
Q.信頼していた職場の人に憶測でものを言われるようになり、突然無視されるようになりました。わり切ろうと思っても、なかなかわり切れずモヤモヤムカムカしてしまう時があります。周りの人たちにも誤解されているんだろうなと思うと悲しいです。(うさ子・39歳)
A.信頼される人ってどんな人でしょう? 三上大進さん 職場で円満な人間関係を築くことは確かに理想ですが、うさ子さんが働く目的は、みんなと仲良くすることでしょうか? きっと、もっと意味のあるものですよね。自分の職務に責任を持ち、目標に向かって仕事をする人はいつだって素敵で、そういう人こそ信頼に値します。うさ子さん、今日も一日も本当にお疲れさまです。自分の仕事と自分自身を、明日も信じていきましょう!
Q.転職しました。転職先の男性上司にパワハラ、若手女子社員はフルシカト。転職したことを間違いにしたくなくて我慢してますが、体重が8キロ減ってメンタルやられかけてます。大進さんなら仕事は辞めずに続けますか?(きつつき・50歳)
A.一番大切なのは自分自身です。正当に評価してくれる場所を探して 三上大進さん これまで本当によく頑張りました。耐え抜いたきつつきさんを、抱きしめたい。ご質問にお答えすると、私なら大至急辞めます。転職したことは間違いではありません。頑張り続けようとした努力は、意味のあること。正解です! ですが、きつつきさんの人生において、何より大切なのはきつつきさん自身。正当に評価してもらえる場所を探すことを次の正解にしてね。
Q.後輩に仕事を教える時、注意する時、どのように伝えればいいのか悩んでいます。 注意をする時に、冷たい言い方になってないかと心配になって、うまく伝えられなかったりしてしまいます。大ちゃんは、どんな事に気をつけて思っている事を伝えていますか?
(bihadanbo・36歳) A.注意するときは、相手のいいところまでセットで渡す! 三上大進さん bihadanboさん、とっても優しい人! 相手を思いやる優しい心をお持ちです。一つだけ言えることは、注意をする出来事は、その人がそれなりに頑張って出した結果だということを忘れないこと。注意すべき点はしっかり見極めながら、その結果のプロセスに、評価できることを一つでもみつけてあげること。そういえば旅人が降参したのは、北風ではなく、太陽でしたね。 撮影/岩谷優一 ヘアメイク/George スタイリング/Fukami 取材・文/前田美保 Edited by 中田 優子
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