KONDO RACING、フェラーリでニュル24時間に6年ぶり参戦! 外国人の起用を予定……近藤監督「オレが乗るわけじゃないからね!」
KONDO RACINGは12月9日、2025年6月に開催されるニュルブルクリンク24時間レースに参戦することを発表した。 【ギャラリー】“カルソニックブルー”は永久に不滅……スーパーGTを彩った『カルソニック IMPUL』のマシンたち 2019年にはNISSAN GT-R GT3 NISMOで参戦し、総合9位という成績を残したKONDO RACING。その後はコロナ禍の影響もあり参戦を見送っていたが、2025年に6年ぶりの参戦を果たすことになった。 初参戦時のGT-Rは現在彼らの手元にはなく、それも復帰のハードルのひとつとなっていたが、今回使用するのはフェラーリ296 GT3。パートナーはスーパーGT、スーパーフォーミュラでの同チームのメインスポンサーを務めるリアライズコーポレーションであり、マシンは国内トップカテゴリーの参戦マシン同様の鮮やかな“リアライズブルー”に塗られている。タイヤは横浜ゴム製だ。 参戦が発表された9日には、鈴鹿サーキットで車両のシェイクダウンが行なわれた。近藤真彦監督も自らステアリングを握った後、レーシングスーツ姿で記念撮影に臨んだが、「オレが乗るわけじゃないからね!(笑)」と念を押して周囲を笑わせていた。 気になるドライバーについては未定とされているが、国内レースのスケジュールを鑑みると、国内トップドライバーの起用は難しいと判断したとのこと。ドイツを拠点とするリナルディ・レーシングとジョイントし、フェラーリが推薦する外国人ドライバーらを起用して戦う予定だという。 また近藤監督曰く、ニュル24時間参戦は3年計画を予定しているという。そして来年のレースは将来的な総合優勝への足がかりとするため、まずはシングルフィニッシュを目指したいとした。 ■チーム体制 エントラント:KONDO RACING 監督:近藤真彦 車両: Ferrari 296 GT3 メインパートナー:株式会社リアライズコーポレーション タイヤメーカー:横浜ゴム ドライバー:未定 ゼッケン:未定
戎井健一郎
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