父と兄に続くマイル重賞Vへ 全5勝の“千六巧者”が初タイトル狙う
今度こそ兄弟重賞Vなるか。重賞3勝を挙げるソウルラッシュの半弟となるディオ(牡5、栗東・辻野泰之厩舎)が、関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)で初タイトルを狙う。 【写真】ディオこれまでの軌跡 ディオは父リオンディーズ、母エターナルブーケ、母の父マンハッタンカフェの血統。半兄のソウルラッシュは現役屈指のマイラーで、22年と24年のマイラーズC、23年の京成杯AHの覇者。GIでも昨年のマイルCSが2着、今年の安田記念が3着で、現役屈指のマイラーといえる。ソウルラッシュの父は中距離で活躍したルーラーシップだが、本馬の父のリオンディーズは15年の朝日杯FSを勝利しており、マイラーとしての血を色濃くしている。また、伯父のヒラボクディープは13年の青葉賞を制している。 ここまで20戦5勝、勝ち鞍すべてがマイル戦だ。1勝クラス、2勝クラスで惜敗を繰り返したが、昨年末に甲東特別を制して軌道に乗った。3勝クラスの斑鳩S、リステッドの東風Sと破竹の3連勝。続く重賞のダービー卿CTは連戦の疲れがあったのか、1番人気で11着に大敗したものの、前走の米子Sで即座に巻き返して2着。重賞でも勝ち負けできる力は十分にある。 ここで重賞ウイナーの仲間入りとなれば、兄との直接対決が現実味を帯びてくる。そういった意味でも、是非とも結果を出したい一戦となる。