気鋭の若手騎手がマイルCSで4回目のJRA・GI参戦 思い切った手綱捌きで一発狙う
デビュー2年目の田口貫太騎手が、マイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)のニホンピロキーフ(牡4、栗東・大橋勇樹厩舎)で4回目のGI挑戦を迎える。 【写真】ニホンピロキーフこれまでの軌跡 田口騎手は03年12月10日生まれ、岐阜県出身の20歳。父は笠松競馬の田口輝彦調教師、母は笠松初の女性ジョッキーの広美さんという競馬一家に育った。昨年3月に大橋勇樹厩舎からデビューし、1年目は35勝を挙げて、JRA賞最多勝利新人騎手を受賞。そして今年はここまでに37勝をマーク。6月の関東オークスではアンデスビエントで重賞初制覇を果たし、7月末から約2カ月のフランス遠征では2勝を挙げた。関西で最も勢いのある若手といっていいだろう。 マイルCSでは自厩舎のニホンピロキーフに騎乗する。昨夏からコンビを結成。今回と同舞台だったマイラーズCではソウルラッシュ、セリフォスに続く3着に健闘している。ただ、その後はGIIIとリステッドで善戦止まり。さすがにGIでは厳しいかもしれないが、得意の道悪になれば見せ場以上があっても不思議ない。 田口騎手は先週のエリザベス女王杯にゴールドエクリプスで参戦。直線で外から脚を伸ばし、0秒7差の8着に健闘した。今週も思い切った手綱捌きを見せてほしい。 【田口騎手のGI成績】 ・23年阪神JF・ニュージェネラル(17着) ・24年天皇賞(春)…ゴールドプリンセス(9着) ・24年エリザベス女王杯…ゴールドエクリプス(8着)