【バレー】SVリーグ、V.LEAGUEのジュニアチーム、3年後にもリーグ戦を開催へ
バレーボールの「一般社団法人・SVリーグ」と、V.LEAGUEを主催する「一般社団法人・ジャパンバレーボールリーグ(JVL)」が、3年後に加盟する各クラブが持つジュニアチームのリーグ戦構想を持っていることが7日までに分かった。 両リーグに加盟する複数のチーム関係者によると、新リーグがスタートした3年後の2027年に「U15Juniorリーグ戦」を開催する方向で調整を進めているという。開催時期は4月から9月までの6か月間を予定している。 また、U18のジュニアチームを各チームが保有することも視野に入れているという。
SVリーグの大河正明チェアマン(代表理事)は「中学で指導者がいないためバレーを続けられない子供たちの受け皿がないのはよくないし、SVとVのチームがU15を持って年齢に応じた正しい指導をやっていった方がいいと思っています」と、加盟するクラブのジュニア育成の意義を語る。 ただ、大河チェアマンは「育成計画やどのような陣容でどのくらいの予算をつけてやるのかなど、中身の充実を考えていかなければなりません。我々のリーグの中にも、ジュニアの育成を専門にやっていく人間が必要なのですが、まだいません。そういう人間をちゃんとスカウトすることも大事なんです」と課題も口にする。
ジュニアのリーグ戦構想について、クラブの指導者からは「中学校にバレー部がない選手も多く、部活動のクラブ化も話題になっています。そういう意味では、クラブチームの持つジュニアチームがそうした流れをけん引していく存在になりたいと思います」「ジュニアチームがトップチームと同じようにリーグ戦を行うことで、ジュニア選手の自覚が生まれると思います」と、歓迎する声が上がっていた。
北野正樹