宝塚歌劇、週10→9回などで利益半減 阪急阪神HDは過去最高益
阪急阪神ホールディングスが10月31日発表した2024年4~9月決算は、売上高が前年同期比10.1%増の5346億円、純利益は同13.4%増の508億円となり、4~9月期としては、19年以来5年ぶりに過去最高を更新した。 【写真】決算会見で報道陣の質問に答える阪急阪神ホールディングスの大塚順一執行役員=2024年10月31日午後3時33分、大阪市北区、諏訪和仁撮影 その中で、宝塚歌劇団が大半を占める「ステージ事業」は、売上高、営業利益ともに減益となった。宙組(そらぐみ)の劇団員が昨年9月に死亡したことを受け、劇団運営を見直し、公演回数が減ったことなどが響いた。 ステージ事業の売上高は同11億円減の166億円、営業利益は同21億円減の20億円だった。 大塚順一執行役員によると、24年1月から歌劇団の生徒の体力を考え、公演を週10回から9回に減らしたため、公演回数は前年同期に比べ77回減ったという。
朝日新聞社