「悔しさを予選会にぶつけたい」発熱で走れなかった法政大エース・大島リベンジ誓う【箱根駅伝】
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日往路、3日復路) 2025年1月2、3日に開催された第101回箱根駅伝。法政大学は前回大会総合6位で10年連続85回目の出場を果たすも、今回は総合15位に沈み、来年度のシード権を逃しました。 【画像】5区山上りで中央大を抜き首位浮上した青山学院大の若林宏樹選手 そんな中、体調不良のため駅伝を走ることができなかった同校のエース・大島史也選手が、来年度のリベンジへ向け、意気込みを語りました。 昨年、2つの学内記録(5000m・13分35秒33、10000m・28分10秒01)を打ち立て、駅伝の出走が予想されていたものの、直前の発熱によって調整が間に合わなかったという大島選手。 箱根駅伝終了後のインタビューでは「万全の状態で一週間前も調整に入っていたけど、発熱で体調を崩してしまった。最後あきらめられなくて体調崩した中でも調整はしたけど、間に合わなかった」とコメント。 つづけて「やはり自分が走らないといけなかった。それでチームの結果も沈んで、自分が悔しい以上にすごい責任を感じるところはある」と悔しさをにじませました。 それでも「まずは今の自分の悔しさを予選会にぶつけたい。日本人トップをイメージして練習に取り組んでいきたい。(本戦では)2区を走って区間賞」と来年度へのリベンジを誓いました。 一方、チームを率いた坪田智夫監督は「走った選手が悪いわけじゃない。チーム全体、46人の選手が(箱根に気持ちが)向いていない。そういうのは箱根の結果にもろに表れた」とコメント。 さらに「練習だけじゃなくて、見えない部分、いろんなことに隙があったんじゃないかな。基盤、基礎となるところができていないから負ける」と分析しました。 1月4日から新体制がスタートするという法政大学。「(箱根駅伝は)1年間の答え合わせ」だとする坪田監督は、「10月の箱根予選会まで日数ない。休んでいる場合じゃない」とチームの抜本改革に向け、箱根リベンジを目指し朝練習に取り組むと話しました。