【MLB】 ロイヤルズがまたも接戦制す オリオールズを下して地区シリーズへ ウィットが決勝タイムリー
ワイルドカードシリーズ第2戦【ロイヤルズ2-1オリオールズ】@オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ
日本時間10月3日、ロイヤルズが1勝0敗と王手をかけて迎えたワイルドカードシリーズ第2戦では、ロイヤルズが接戦を制し、地区シリーズ進出を決めた。ロイヤルズは6投手の継投でオリオールズ打線を1点に抑え、そして第1戦と同様にボビー・ウィットJr.が決勝点をチームにもたらした。敗れたオリオールズは、昨年のプレーオフに続いてスイープでプレーオフから姿を消した。 【動画】ロイヤルズ・ウィットJr.がMLB最速の脚力を活かして決勝タイムリー内野安打! 第2戦はオリオールズがザック・エフリン、ロイヤルズがセス・ルーゴの両先発でスタート。初回、ロイヤルズは1番マイケル・マッシーの二塁打からチャンスを作り、3番ビニー・パスカンティーノが前進守備を破るライト前へのタイムリーを放つ。ワイルドカードシリーズから戦列に復帰した頼れるポイントゲッターが仕事を果たした。5回、オリオールズは先頭の8番セドリック・マリンズが右中間へソロ本塁打を放って同点に。続く9番ラモン・ウリアスもヒットで続くと、四球とエラーで無死満塁のチャンスが訪れる。 一気に試合をひっくり返したいオリオールズだったが、今季44本塁打のアンソニー・サンタンデールは内野フライ、ルーゴから代わったアンヘル・ゼルパの前に4,5番が三振とショートゴロに倒れ、オリオールズは逆転の機会を逸してしまう。直後の6回、ロイヤルズは連打で二死1・3塁のチャンスを作り、2番ボビー・ウィットJr.がセカンドへのタイムリー内野安打を放って勝ち越し。MLB最速の脚力を活かし、第1戦と同様に決勝点をロイヤルズにもたらした。 そして、オリオールズ打線を完封した第1戦に引き続き、今日もロイヤルズ投手陣が奮闘。4.1回を1失点に抑えたルーゴ、満塁のピンチを切り抜けたゼルパから、ジョン・シュライバー、サム・ロング、クリス・ブービッチ、そして最後は守護神ルーカス・アーセグへと繋ぎ、ロイヤルズは2対1で逃げ切り。9月はチームOPS.577(MLBワースト)と極度の打撃不振に陥り、ワイルドカードシリーズでも打線は3得点に留まった。しかし、投手陣が18イニングで1失点という圧倒的なパフォーマンスを見せ、ロイヤルズは第4シード・オリオールズに下剋上。ヤンキースが待つ地区シリーズへとコマを進めることとなった。