「一人暮らし」の長女はバイト代で、「実家暮らし」の次女は親が生活費をまかなっています。同じ大学生なのに「不公平」でしょうか?
長女と次女が不公平だと感じている場合の対策
長女と次女が不公平だと感じている場合は、何らかの対策を考えるといいでしょう。バイト代で生活費をまかなっている長女が、経済的に負担が大きいと感じている場合も考えられます。 前述の調査によると、学生のアルバイト収入は平均37万5900円ですから、毎月3万円はアルバイトで稼いで、残りを仕送りでサポートできるかもしれません。そうすることで経済的負担をおさえるだけでなく、アルバイトに時間を取られて学業に専念できなくなる状況を回避できるでしょう。 経済的負担を公平にするために、実家暮らしの次女もアルバイトをして、自分の食費やスマホ代を払うなど、生活費の一部を負担するよう取り決められるでしょう。また家の掃除・洗濯など家事の一部を手伝って、家族に協力してもらえるかもしれません。そうすることで、実家暮らしをしながらも、生活力を身につけて自活に向けて準備できます。
一人暮らしと実家暮らしはそれぞれにメリット・デメリットあり! 不公平に感じられるかは本人たち次第
同じ大学生の長女と次女がそれぞれ一人暮らしと実家暮らしをしている場合、生活費の違いが経済的負担につながるため「不公平になっているのでは?」と感じられることもあるでしょう。 確かに一人暮らしには生活費がかかりますが、通勤時間がかからないため自由時間が増えたり、人を家に呼んだりできるなどのメリットがあります。一人暮らしと実家暮らしにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、不公平に感じられるかは本人たち次第であるといえるでしょう。 長女と次女が不公平だと感じている場合は、一人暮らしの長女がアルバイトに時間を使いすぎないように、仕送りで経済的負担をサポートできるかもしれません。実家暮らしの次女についても、生活費の一部を負担したり家事を手伝ったりするよう取り決められるでしょう。 人によって不公平と感じるポイントは異なりますから、親子で話しあって対策を考えることが大切です。 出典 独立行政法人 日本学生支援機構 令和4年度 学生生活調査結果(7、8ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部