よかれと思ってやっている「部下の育て方」の盲点 「面倒を見すぎて独り立ちできない」問題を解決
■「我慢して見守る」のもマネジメント ただ、人の成長カーブは右肩上がりではありません。 いくら「泳ぎ方」を教えても、実際に泳げるようになるには、水の中で試行錯誤するしかありません。部下が成長する過程も同じ。しばらく平行線が続いたあと、急に伸びるケースが大半です。 「やらせてみて失敗させる。やらせてみて、また失敗させる」 そうやって、部下は恥をかき、立ち直り、自信を獲得しながら、着実に成長していけるようになります。
上司としてのあなたも、自身の重要なタスクに集中でき、さらに成長した部下が増えれば増えるほど、組織としてより大きな成果を上げることができるようになります。
山本 大平 :経営コンサルタント、F6 Design代表取締役