男子100メートル、変わる五輪代表顔触れ…東京五輪代表の小池祐貴が落選、準決勝の全体トップは坂井隆一郎
◇27日 陸上 日本選手権第3日(新潟・デンカビッグスワンスタジアム) 男子100メートル準決勝で、東京五輪代表の小池祐貴(住友電工)が1組5着の10秒34で落選。世界ランキングも踏まえ、2大会連続の五輪代表入りが事実上断たれた。 同じく東京五輪代表の山縣亮太(セイコー)、多田修平(住友電工)は今大会に出場していないため代表入りは絶望的。男子100メートルの代表は、前回大会から顔触れが大幅に変わる見込みとなった。 準決勝の全体トップは、昨年王者の坂井隆一郎(大阪ガス)で、10秒11。追い風参考記録ながら9秒97の実力を持つ柳田大輝(東洋大)、前日本記録保持者で、リオデジャネイロ五輪の代表だった桐生祥秀(日本生命)がともに10秒20で順当に準決勝を通過した。 男子100メートルの出場枠は最大3。すでにサニブラウン・ハキーム(東レ)が代表に内定しているため、残りは最大2。2023年7月1日から24年6月30日までに参加標準記録を突破した選手は日本選手権優勝で代表に即時内定する。標準記録を突破できない場合や2位以下の場合でも、今大会の成績や6月末時点の世界ランキング次第で代表に決まる。
中日スポーツ