「マー君は巨人で何勝もできない。日本の宝に最後の舞台をという球界の盟主の責任感だったのだろう」大物OBが田中将大のジャイアンツ移籍濃厚にモノ申す
今季15勝3敗でリーグ優勝に貢献しMVPにも輝いた菅野智之がメジャー挑戦を表明して来季はチームからいなくなる。その投手陣を引っ張ってきたリーダーの代役としての期待がマー君にはある。若手の信頼を得るには、菅野同様、結果を示さねばならない。昨年オフに右肘のクリーニング手術を行い、今季は9月28日のオリックス戦に1試合登板しただけで、しかも5回を投げたが6安打1三振2四球4失点で負け投手となった。1勝もできないまま終わったが、自らのYouTubeの中で、「今の自分はいいコンディションで、いいトレーニングを積むことができています。もう来季に向けてもスタートしていますし、来季は今年投げられなかった分、さらにしっかりと投げて、戦っていきたいなという風に思っている」と復活への手応えを口にしている。 “パワー野球”全盛のパ・リーグでは通用しないが、爆発力のある打線を持つチームが横浜DeNAくらいしか見当たらないセ・リーグの野球であれば、マー君の投球術が、生きるのではないか?との見方もある。マルティネスの加入でブルペンの層が厚くなったこともあり、5、6回までゲームを作れば、勝ち星を重ねる可能性もあるだろう。広岡氏が予言するように巨人は意外な掘り出し物を手にすることになるのかもしれない。(文責・駒沢悟/スポーツライター)
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