呼び捨て・タメ口は尊敬してるから――「素人」フワちゃんの流儀
フワちゃんにとって芸能界は憧れの対象だった。いまだに自分がそこに属している意識はなく、中の様子を覗き見してそれを身近な友達に面白おかしく話す「見学者」の気分なのだという。 「まさに見学者って感じ。あたしサブチャン(YouTubeのサブチャンネル)でよくテレビの裏話をしてるんだけど、あれも渦中の人として『芸能界の裏側って~』って話してるんじゃないんだ。みんなの友達が「ねぇ昨日しゃべくりの観覧行ってきたんだけどホリケンこんなこと言ってた!」って言ってるときのスタンス。芸能界のいろんな面白い話に野次馬みたいに首突っ込んで、家帰ってきたらみんなに全部教えてあげる!って感覚なの。私の類似タレント、天気予報で後ろに映り込んでいるバカ。ほんと、あれくらいの気持ち。だからみんなあたしがこれから先どんなにすごい舞台に立っても、いつまでも身近に感じていてほしいな」
武器は「愛想」
いまやテレビで見ない日はないほどの人気ぶり。遅刻癖があるという彼女は、多忙な日々で相当疲れているのではないか。 「ぜんぜん!バイトしてたときの方が忙しかった。今は毎日友達と遊んでるみたいでほんとに楽しいよ!物理的な疲れでいうと、あたし信じられないタイミングで寝られるからそこも平気。スタッフさんに話しかけられてるときでも、『えー!マジ!そんな話があったんですか!!先言ってくださいよー!あ!ちょっと私、寝ますね!』みたいなノリで寝られる。でも、それを嫌みなく言う工夫はしてる」
眠いのを無理に我慢するのではなく、「眠い」と言える環境づくりを心がけている。不機嫌な感じで言えば雰囲気も悪くなってしまう。明るくポップに本音を言えば、嫌われないし気まずくならない。 「割と『愛想』って信じてる派。言ってることがちゃんちゃらおかしくても、愛想さえよければ逃げ切れるときもあるんだよね。あたしって生意気だったり失礼な態度を取ったりすることもあるから、こいつだったら許せるなと思われる工夫は人一倍怠っちゃいけないと思う」