東海 師走並みの寒さは一時的 明日21日は寒さ緩む 今冬の傾向は?
東海地方は、今日20日は師走並みの寒さになっていますが、明日21日は寒さは緩むでしょう。この先は周期的に寒気が流れ込み、12月以降は、冬らしい寒さの日が多くなりそうです。 東海地方の2週間天気
今日20日 今後の雨は? 明日20日は晴れてポカポカ陽気
今日20日の東海地方は、弱い雨が降ったりやんだりで、気温は横ばいとなっています。午後も、気温はほとんど上がらず、師走並みの寒さが続くでしょう。寒い一日となるため、体を冷やさないよう暖かくしてお過ごしください。 13時現在、東海地方には厚い雲が広がり、愛知県東部や静岡県を中心に雨雲が広がっています。今夜にかけても、雲が多く、静岡県を中心に所々で弱い雨が降るでしょう。大雨の心配はない見込みです。 明日21日は、次第に高気圧圏内となるでしょう。はじめ雨の残る所がありますが、日中は日差しが戻り、広く晴れる見込みです。今日20日よりも大幅に気温が上がり、ポカポカ陽気となるため、昼間は上着がいらなさそうです。寒暖差が大きくなるため、体調管理に気をつけてください。
今年の冬はどうなる? 気温と降水量の傾向
昨日19日、名古屋地方気象台から3か月予報が発表されました。12月から来年2月にかけて、東海地方では気温はほぼ平年並みで、降水量は平年並みか少ない見通しです。 日本付近は冬型の気圧配置が強まり、強い寒気の影響を受けやすいでしょう。岐阜県山間部は、曇りや雪の日が多く、一度に降る雪の量が多くなる可能性があります。太平洋側の地域は、乾燥した冬晴れの日が多くなりそうです。 今年は、これまで平年より暖かな陽気が続き、季節の歩みはゆっくりでしたが、12月以降は平年並みの冬らしい寒さの日が増えそうです。
暖冬のあとの冬らしい冬 余計に体に堪えそう
冬の気温は、過去10年では平年より高い年が多い傾向です。特に、去年の冬(2023年12月~2024年2月)は、記録的な暖冬でした。名古屋を例にすると、冬(12月~2月)の平均気温は7.5℃と、平年より1.7℃も高くなりました。これは、統計開始以降、冬として2番目の高温記録です。 去年が暖冬だった分、今年の冬はより寒く体に堪えそうです。今後は、東海地方でもダウンコート、マフラーや手袋など防寒グッズが活躍する日が増えていきますので、早めに準備をしておきましょう。
日本気象協会 中部支社 竹下 のぞみ