よもやの会社名入りトラックで彼女とドライブデート。その時言われた意外なひと言とは?
多分、15分ほどで戻ってきて、、「いいじゃない。エンジンもいいし、乗り心地も悪くないし、、想像していたよりずっとよかったよ!」と言いながら笑顔で降りてきた。 なにか、気持ちがスッと軽くなった。そして「ありがとうございます! お兄さんに褒められてうれしいです!」と返した。 それから少しして、彼女とクルマで遠出をすることになった。宇都宮で開かれる全日本級のオートバイレースを見に行くためだった。 初めは1人でオートバイで行くつもりだったのだが、彼女に話すと「私も行きたい。連れて行って!」とせがまれ、そうすることに。 となると、オートバイでは行けない。以前にも触れたが、「女性は絶対乗せないこと。女性に怪我をさせたら大変だから」と父にきつく言われ、約束させられていたからだ。 で、兄にクルマを貸してほしいと頼んだのだが、その日は、兄にも外せない予定が入っていてダメ。
彼女もお兄さんに頼んでくれたのだが、11CVは故障していて長期入院中。その日は外せない約束があって、2CVも貸してもらえないとのことだった。 オートバイ仲間でクルマで行く奴はほんの僅か。その後席も、声をかけた時はすでに埋まっていた。 困って、「電車で宇都宮まで行って、会場までタクシーで行くのってどう?」と彼女に聞いたら、「できたらクルマで行きたいなぁ。その方がずっと楽しいもん、、」との返事。 僕だって気持ちは同じだ。そんなことを、オートバイ仲間でもとくに親しかった仲間に会った時話したら、、「トラックでもよかったら貸すよ」との思いがけない返事。 「でも、きれいじゃないし、会社名もドーンと入っているし、カッコ悪いよ。、、そんなのでもよければ、、」と、申し訳なさそうに付け加えた。 つまり「日曜日だったら、父親の会社のトラックが空いているから貸せるよ」ということ。また、彼の父親とも顔馴染みなので、「お前だったら、親父もすぐOKするよ」とも言ってくれた。