筑波大学、大学選手権出場を懸けて帝京大学に挑む。ラグビー関東大学対抗戦
9月に開幕した関東大学ラグビー対抗戦は、今週末にいよいよ最終戦を迎える。11月30日(土)は、現在2位につける帝京大学が、4位の筑波大学のチャレンジを受ける。
最終戦を迎えて、両校の置かれている立場は異なっている。早稲田大学に敗れたが、前節、明治大学に快勝し、現在5勝1敗の帝京大学は、大学選手権出場は決めているが、明治大学と勝ち点31で並んでいる。対抗戦の4連覇こそなくなったが、2位になるために、3トライ差以上での勝ちで、しっかり勝ち点6を挙げておきたい。
一方、青山学院大学に負けるなど、3勝3敗で勝ち点19の筑波大学は4位だが、この試合の結果如何では、大学選手権の出場を逃す可能性もある。慶應義塾大学と青山学院大学はともに6試合を終えて勝ち点15で、21まで総勝ち点を伸ばすことができる。
筑波大学としてはまず、勝利または引き分け(勝ち点3)で大学選手権出場が決まる。負けた場合は、12月1日に最終戦を残す慶應義塾大学と青山学院大学の結果次第となる。ただし、7点差以内の敗戦の場合は勝ち点2を積み重ねることができるため、いずれかのチームを上回る、または三すくみになる可能性もある。
まず、両者の過去5年の対戦を見てみよう。大学選手権で3連覇している帝京大学が、過去8年は勝利しているが、接戦となったゲームもあり、2015年は筑波大学が20-17で勝利している。
2019年:○帝京大学 24-22 筑波大学● 2020年:○帝京大学 54-17 筑波大学● 2021年:○帝京大学 17- 7 筑波大学● 2022年:○帝京大学 45-20 筑波大学● 2023年:○帝京大学 73- 0 筑波大学●
それでは両校のメンバーを見ていきたい。まずは何としても勝利したい筑波大学だ。前節、7-44で敗れた早稲田大学戦から3人先発メンバーを替えてきた。
FW(フォワード)の第1列はPR(プロップ)湯浅大心(3年)、ルーキーのPR茨木海斗(東福岡)、新人HO(フッカー)浜浦幸太郎(中部大学春日丘)、LO(ロック)はU20日本代表の白丸智乃祐(2年)と、本郷雄斗(4年)のコンビ。