テレビ朝日本社（2021年撮影）

　AIエンジニアの安野貴博氏が15日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜午前8時）に出演。15日告示の衆院選を前に、AIと選挙について「衆院選で使って」とアピールした。 　安野氏は今年7月に行われた東京都知事選に立候補。同氏の政策を学習して24時間有権者からの質問に答えるAIシステム「AIあんの」を活用した選挙戦で、約15万票を獲得した。27日投開票の衆院選に向けても、一部の候補者から「相談はある」と話した。「お金のかからない選挙ができる。オープンソースという形で無料で使えます」と語った。 　コメンテーターで元フジテレビアナウンサーの菊間千乃弁護士は、「新人が出るのは大変。こういう使い方は面白い。選挙のやり方が変わります」と強調した。 　AIに関して日本は「後進国」。総務省が出している「令和6年版情報通信版白書」によると、AIの研究力に関する国別ランキングはイスラエルに次いで12位。トップの米国、2位中国、3位英国から大きく水をあけられている。 　今年のノーベル物理学賞は機械学習の基礎原理の発見・発明に、化学賞はタンパク質の設計と、機械学習を利用したタンパク質の構造予測に授与された。いずれもAIの基礎と応用が多対象となっている。