爆発のパニックで患者退避、ガザ 国境なき医師団「許せない」
【エルサレム共同】国境なき医師団(MSF)は26日、パレスチナ自治区ガザ中部デールバラハにあるアルアクサ殉教者病院近くで爆発が起きて院内がパニックとなり、多くの患者が逃げ出したとして「容認できない」との声明を出した。イスラエル軍は25日、イスラム組織ハマスに対する作戦を実施するとして、病院近くの住民らに退避を命じていた。 MSFによると退避通告後、病院から約250メートルの地点で爆発が発生した。約650人いた患者のうち爆発後も残ったのは約100人。うち7人は集中治療室に入っている。MSFは救命治療は続けるとしつつ、負傷者治療の一時中断を検討していると明らかにした。