ポスティング容認された佐々木朗希の思い知る22歳 WBCで“共闘”した先輩右腕のメジャー志向「すごく強いものを感じています」
プレミア12に参加する侍ジャパンのメンバーに選出された中日の高橋宏斗が11月9日、ポスティングシステムでのメジャー挑戦を容認されたロッテ・佐々木朗希についてコメントした。 【プレミア12写真】侍ジャパンが再び世界一に挑む!宮崎-名古屋で始動、そして決戦へ 高橋は1学年上の佐々木と昨春に行われたWBCでともに日本代表として戦い、何度か食事に行くほど公私ともに仲が良い間柄だ。 そんな先輩右腕が、ポスティングシステムでのメジャー挑戦を容認されたことについて「やっぱりあの人のメジャーに対する思いはすごく強いものを感じています。来年から(佐々木が)メジャーに行ける、メジャーで戦えるというのはすごく楽しみですね」と語った。 高橋はこの日、チェコとの強化試合に先発し、3回4安打1失点。制球が定まらない場面もあったが試合後「結果的に内容が悪くみえるかもしれないですけど、しっかりと自分の中では前に進めています」と言い切った。 「試合の感覚をつかむことができた。何が良くて何が悪かったのか実戦を通してわかることが多かった。そこをしっかり修正していければ」という高橋は、最速156キロを計測したものの「100%に近い状態で投げたんですけど、簡単にヒットを打たれたりした。自分が投げたい球と実際に投げている球のギャップは少し感じた」と振り返った。 微調整が必要で「まずは真っ直ぐはそんなにコースは狙わなくてどんどんゾーン内に押していければ良かった」と反省。さらに「スプリットの落ちが悪かった」と、今後は本番までに課題を潰していく。 プレミア12開幕に向けて「あとはしっかり結果を残すだけだと思っている。どこの地だろうが、どこが相手だろうが、チームを勝たせられるピッチングがしたい」と意気込む22歳が、先発の柱として日本代表を引っ張る。 [文:別府勉]