身長151cmの『小さな巨人』がサマスタで2位を獲得!怪我を乗り越え手にしたメリハリボディで観客を魅了
7月27日(土)、ひの煉瓦ホールにて『SUMMER STYLE AWARD JAPAN PRO CHAMPIONSHIP』が開催され、宇賀神明(うがじん・めい/33)さんがベティ部門で2位に輝いた。2023年7月に開催された大阪大会では優勝し、見事PROカードを獲得したものの、その後、肩を故障。今大会は怪我からの復帰戦かつPRO初戦となる大会であった。ステージ上では堂々たるポージングを見せた宇賀神さんの身長はなんと151cm。小柄な体型ながらステージングを披露するその姿はまさに『小さな巨人』だ。 【写真】宇賀神明さんの強化してきた下半身の筋肉
「ボリュームのある筋量も求められるベティクラスにおいて、小柄な体型はビハインドになりがちですが、この身体をカバーするためにポージングやマッスルコントロールを強化しました。大きく見せるにはどうすれば良いのか研究を重ねたのです。さらに、これまでビューティフィットネスモデルやビキニモデルへの出場もしてきたからこそ、培われた基礎が生かされたと感じています」 さらに、トレーニングでは脚の強化にも励んだ。減量すると細く見えてしまうことに課題を感じていたのだという。 「脚トレの頻度を増やしながら、ハムストリングやお尻は今まで行っていなかった種目も取り入れるようになりました。サイズアップのためには高重量を扱うことも必要。重量と回数の設定は目的に合わせて臨機応変に変えてきました。トレーニング自体は週5日行っていましたが、そのうち2日間は脚トレに時間を割いていましたね」 今となっては同団体で日本一を目指せるほどの身体にまで成長を遂げた宇賀神さん。しかし、本格的に筋トレを始めた5年前までは産後の体型変化に悩んでいた。 「5年前の私はコロナウイルスの流行をきっかけに、おうち時間も増えたことで産後の体型変化に悩んでいました。そこで始めたのが宅トレだったのです。少しづつ運動習慣も身についたころにはウイルスの猛威も落ち着いたため、パーソナルトレーニングにも通い始めて。コンテストにはトレーナーさんから誘われて出場することになりました。今ではすっかり筋トレにハマっています」 トレーニングの魅力は自分の体型の変化を楽しめることだけではない。家族まで豊かになると笑顔で語る宇賀神さんの家族のカタチとは。 「我が家は家族で筋トレを楽しんでいて、トレーニングは夫も一緒に取り組みました。食事に関しても、子どもには同じ減量食を食べさせることまではしませんが、食育として栄養のことを教えています。そしてなにより、目標を達成するためには努力をしないと叶えられないのだということを背中で教えているのです」
『筋トレ』という共通の話題があることで、家族間のコミュニケーションも増えたという宇賀神さんはこれからも家族に大きな背中を見せて歩いてくれるに違いない。 「コンテストに出ている以上、結果を求めて頑張ります。しかしそれ以上に、かっこよくきれいなママであり妻であり続けたいです。今の身体は自分史上一番好きです。年齢に逆らい、若々しさをキープするためにもトレーニングは欠かせません。自分の身体は何歳になっても変われるのです」
取材:池田光咲 撮影:夏目英明