リカルド「カナダではポールから0.2秒以内だったのに…」スペインGP予選は18番手、アップデート不発に落胆|F1
2024年のF1第10戦スペインGP予選終了後、ダニエル・リカルドが不振に終わったアップデートについて言及している。 【動画】角田裕毅「えっ?通らなかったの!?」 予選Q1ラストアタックで手応えも、Q2進出ならず VCARBは今回、複数の大きなアップデートを持ち込んだ。だが金曜からマシンバランスの変化で角田裕毅、リカルドともに結果を示すことができず。土曜日になっても大きな改善には至らず、予選ではともにQ1敗退で角田17番手、リカルド18番手という結果に終わった。 前レースのカナダGPでVCARB勢はそろってQ3進出を果たしていただけに、今回新要素を持ち込んだことにより、VCARBはアップグレード不発という旗色が濃厚となっている。 この結果はリカルドにとってもここまでの失速は痛恨だったようだ。チーム公式メディアを通じて、土曜日をこう振り返っている。 「本当に難しい週末になったよ。マシンには新しいパーツがたくさん付いているけれど、それらをうまく機能させる最善の方法を理解するには、まだ時間が必要になる」 「金曜の段階ではバランスが取れていなかった。それから一晩で大きな変更を加え、土曜の予選ではマシンの一体感がずっと増したと思う。フィーリングとバランスの面では進歩したけれど、残念ながらラップタイムの面では依然として厳しい状況と言わざるを得ない」 「2台ともQ1で敗退したし、特にソフトを(Q1だけで)3セットも使用してしまった。現時点ではペースがないことが明白だし、まだ改善のために見つける要素が多いね」
また、リカルドは予選終了後のミックスゾーンにおいて、今回の失速は計算外だったと口にしている。前回、カナダGP予選ではトップのジョージ・ラッセルから0.178秒差の5番手だった。それだけに、今回開いたタイム差は想像以上だった模様。 「本当にタフな状況だよ。特にモントリオール(カナダGP予選)ではポールタイムとは0.2秒以内にいたわけだからね」 「カナダとはコース特性も違うし、2週間前の結果に引っぱられるのも良くないけどね。いろんなものが大きく変わってしまって、ここからの改善はかなり長い道のりになるだろう」 前レースでは予選5番手と大躍進したリカルド。それだけに今回の失速ぶりに落胆の色を隠せないようだ。
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