マカオの銀行が抱える不良債権総額が1年で倍増
このほどマカオ金融管理局の研究・統計室は半期毎に公表している「貨幣と金融安定評価報告」の最新版をリリース。 同報告書によれば、今年(2024年)5月末時点でマカオの銀行のが抱える不良債権総額は485億パタカ(日本円換算:約9271億円)で、前年同時期の231億パタカ(約4416億円)からほぼ倍増。不良債権比率についても4.4%まで上昇したとのこと。 また、借入コストが割高な環境下、同報告書の統計対象期間における融資需要は低調に推移し、今年5月末時点の顧客向け融資残高は前年同時期から8.5%減の1兆1046億パタカ(約21.1兆円)で、内訳は居住者向けが4.1%減、非居住者向けが12.4%減だったという。