人間の足は50年で「耐用年数」を過ぎるという、50代になったら要注意「足を守る」正しい歩き方
■「足の耐用年数」は50年しかない では、どうすればいいのか。まず、最初にやるべきことは、あなたの足が今どのような状態にあるのか、把握することです。 足は、人体の他の部位よりも早く消耗する傾向があります。なぜなら、常に全身の体重を支え、過剰な負荷がかかっているからです。足には、歩くたびに体重の2~3倍の負荷がかかっています。にもかかわらず、多くの人はあまり足を大事にしていないように思えます。 ここで、ちょっとクイズを出してみましょう。あまり知られていませんが、人間の足には寿命があるのです。それは、次のうちどれでしょう。
A 50年 B 60年 C 70年 おわかりになりましたか。答えはなんと、Aの50年です。実は、人間の足は50年で耐用年数を過ぎると言われています。50年を過ぎると、足のどこかに少しずつ異常が出始め、60歳、70歳になるとだんだん歩くのが辛くなっていきます。 あなたは今、十分に歩けていますか? 「買い物くらいは自分で歩いて行っている」という方でも知らぬ間にだんだんと足が衰えて、運動量も落ちているかもしれません。下のチェックリストを試してみてください。あなたの現状がわかります。
※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください ●チェックが1~2個 現時点では、大きな心配はありませんがチェックが1個でもあれば、将来に向けての危険信号かもしれません。 ●チェックが3~4個 おそらく、歩行不足・運動不足を自覚されていることでしょう。 このままだと筋肉量が落ちて、ますます歩けなくなる悪循環に陥ります。 ●チェックが5個以上 現状を放置しないことが大事です。無理は禁物ですが、正しい歩き方を身につけ、できる限り運動量と筋肉量を増やしましょう。
いかがでしたか。ご自身の足の状況がわかったら、無理のない範囲でできるだけ歩くことをおススメします。足に負担をかけないために大事なのが「正しい歩き方」です。 ■歩くときに「これだけは意識したい3つのポイント」 普段の歩きを健康の維持・増進に役立てるには、「歩く量」だけでなく、「歩く質」にもぜひ目を向けてください。 歩く質を高めるためには、いくつかのポイントがあります。とはいえ、すべてのポイントを網羅した歩き方をここで説明したとしても、皆さんが実践できなければ意味がありません。そこで、歩くときに「これだけは意識したいポイント」を3つに絞り、以下にご紹介します。