ラグビー日本代表の活躍で人気高まる 県内では部活やクラブ少なく…中学生になってもラグビーやろうぜ! 中信地域にクラブ発足
そもそも競技人口が少なく、県内の中学校で「ラグビー部」があるのは私立の松本国際中学校のみ。 比較的、盛んな南信には中学生のクラブチームがありますが、他の地域では、クラブに所属し続けても人数が少なく、試合の機会はほとんどないのが実情です。
中学1年の斉藤隆仁さんも小学校卒業が近づくにつれ不安を抱いていた一人です。 中学1年・斉藤隆仁さん: 「今までやってた友達がやめると人数減るし、コミュニケーションも薄れていっちゃうのかなと心配だったです」 斉藤さんがラグビーと出会ったのは小学1年の時。以来、「ワンチーム」になって戦うことに魅力を感じ長く続けたいと考えていました。
5/15―。 「ただいまー」 中学校から帰宅した斉藤さん。 部屋を見せてもらうとー。 中学1年・斉藤隆仁さん: 「松田力也選手です。キック力と、司令塔というかっこいいポジション」 憧れは日本代表の松田力也選手。4月は家族でリーグ戦の応援にも行きました。
中学1年・斉藤隆仁さん: 「(自分も)日本代表みたいなプレーをして活躍したいと思います」 父・陽介さんはー 父・陽介さん: 「体はまだ細いですけどメンタル的に成長しているなと」 中学校でバスケ部に入ったのは「ラグビーにいかせそうだから」。あくまで「ラグビー」が主軸です。
実は斉藤さんのようにラグビーが好きな子は他にもいました。 そこでー。 上高地ラグビースクール・輪湖泰輔コーチ: 「子どもたちの熱量に負けないように、こちらも熱量を持って支援していければと」 輪湖さんたち松本や安曇野のクラブ関係者が中学生になっても続けられる「受け皿」を立ち上げたのです。
練習は水曜日。斉藤さんは早めに宿題に取り掛かりました。 中学1年・斉藤隆仁さん: 「基本的に日曜日だったので週1回しかない、週に2回確実にやるっていうのはうれしかったです」
父の送迎で練習へー 輪湖泰輔コーチ: 「皆さん挨拶からはじめましょう、こんばんはー」